はるか昔に生まれた治水と灌漑について

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人が水を効果的に利用しようとした場合、そこには治水や灌漑の技術が必要になってきます。

つまり、水と生活の歴史を見ようと思ったら、それは治水や灌漑の歴史を見るようだと言ってもいいのではないでしょうか。
ですが、そもそも治水や灌漑って何かをご存知ですか。

治水とは何かどういうことをしているのか

「治水とは書いて字のごとく水を治めるものです」..と言われてもあまりピンときませんよね。

大雑把に言うと治水とは水害を防ぐための工事です。
水は人々の生活に必要ではありますが、同時に様々な災害をもたらす可能性を秘めています。

その危険性を制御しようとしているのが治水というわけです。

具体的なものとして、堤防やダム、放水路、遊水池などがありますし、河川や運河の底面の土砂を取り除き水の流量を確保するのも治水の1つです。

似たようなものに、「利水」というものがありますが、こちらは水を利用する事をメインにしているものだと覚えておいたらいいでしょう。

ただその手段は似通っていることも多く、例えば飲み水の確保のためにダムを造れば利水で、洪水防止のために造れば治水になります。

農地に水を送るために水路を作りましょう

灌漑は字と違いやっていることは難しくなく、川などから水路を作って田んぼや畑に水を引いてくるというものです。
その歴史は古く、世界4大文明の時代から行われていると言われます。

世界4大文明とは、古く紀元前の時代に大河の近くに生まれた4つの大きな文明です。

これらの文明が栄えたのは近くに大河があったからだと言われていて、洪水で流されてきた土壌がとても肥沃であることがその理由です。

土地が肥えているから、農業がはかどり、人が集まりやがては都市になると、簡単にはこういうことですが、この農業を効率的にするために灌漑の技術が必要となりました。

洪水が土地を肥やしてくれるため、治水に関してはあまり発展しなかったところも多く、治水をしたせいで、土地がやせてしまったという話もあります。

水と生活の歴史の中で様々な技術が生まれている

灌漑や治水だけではなく、洪水の時期を知るための天文学や暦法なども発生しました。
こう考えてみると、水というのは今ある技術のおおもとに関わっているとも言えるのではないでしょうか。