水と生活の歴史を見ていくうえで、最も身近で大切な「水」が何かわかりますか。

それは飲み水です。飲み水がなければ人間は、数日と生きていくことはできないでしょう。
現代日本において水で困ることはほぼないですが、かつてはどうだったのかを考えてみましょう。

1日かけて飲み水を探す場所も存在していた

海に囲まれ、山が多い日本は現在の上水道が整備される以前であっても、水に困ることが少ない国であったと言えます。
しかし世界に目を向けてみれば、海に囲まれていない国もありますし、山や川が少ない国も存在しています。
古代そういったところでは、水不足により命を落とすことが頻繁に起こっていたというのは想像に難くないでしょう。

そういった人たちにとって、水はどこにあるのか探しに行くものでした。

小川の近くや山の近くで湧水がわいているなど水場の近くに居住していればいいですが、そういった地域に住めるとは限らず、水を得るために何十キロも歩いて水場を探し、そこで水を汲んでから、また何十キロも歩いて帰る生活もあったわけです。

そうなると、水を汲んでくるだけで1日を要することも珍しくはなかったでしょう。

下水道は歴史が長い飲料確保の方法だった

昔の飲み水の確保の方法として、日本人がイメージするのは井戸ではないでしょうか。
ですが、下水道というのもとても歴史が長いものになります。
下水道というと汚い水が流れているような感じがしますが、現代では用途ごとに水道が分けられているだけです。

また現代であっても下水道を飲料用に処理しているところもあります。

その始まりはメソポタミア文明期と言われていて、排水溝としての役割を担っていたのだそうです。
日本における下水道ですが、1583年で大阪城築城期にあたります。

下水道ではなく、水道の歴史を見てみると日本では戦国時代の事で、小田原城下の「小田原早上水」が最古なのだそうです。

ですが、ヨーロッパでは約2300年も前の古代ローマで作られました。
都市の水不足解消のために、山から直接水を引いたそうです。

水と生活の歴史から見る今の幸せ

こうやって歴史を追いかけると、蛇口をひねって水が出てくるということがいかに幸せなのかということがわかります。
その幸せに胡坐をかかずに、水を得るのが簡単になった分の努力をしていきたいものですね。